この記事では、「支障が出る」と「支障をきたす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「支障が出る」とは?
「支障が出る」の「支障」とは、差し支えや差しさわり、を意味します。
つまり、物事における妨げが出ることが「支障が出る」になります。
物事に何か問題が発生した時、都合が悪い事情が発生した時など、何かを行なおうとしたときに、そのことによって問題が起きた場合や事情が悪くなった場合などが「支障が出る」になります。
言い換えれば、「危ぶまれる」や「不都合が出る」「都合が悪い」「差し支えがある」などになります。
「支障をきたす」とは?
「支障をきたす」の「支障」とは、差し支えや差しさわり、を意味します。
また、「きたす」は、結果として、ある事柄、ある状態を生じさせること、招くことを意味します。
つまり、「支障をきたす」とは、結果として、都合が悪いことが生じることを意味する言葉になります。
自分にとって都合の悪いことが発生する、問題のある状態をもたらす、そういった状況が「支障をきたす」です。
言い換えれば、「都合が悪い」や「不都合な」「勝手が悪い」などになります。
「支障が出る」と「支障をきたす」の違い
「支障が出る」と「支障をきたす」の違いを、分かりやすく解説します。
「支障が出る」と「支障をきたす」は同じ意味を持つ言葉です。
どちらも、都合が悪いことが生じることを意味し、どちらを用いても大きな違いはありません。
そのうえで、日常会話でよく用いられるのは「支障が出る」。
ビジネスシーンでよく用いられるのは「支障をきたす」。
その程度の違いになります。
「支障が出る」の例文
・『明日の予定に支障が出る可能性があるので、ここまでにしておきます』
・『日常生活に支障が出る前に今の激務を改善させる必要がある』
「支障をきたす」の例文
・『このまま太っていると日常生活に支障をきたすと言われダイエットを決心しました』
・『明日の仕事に支障をきたすため、2次会への参加はお断りしました』
まとめ
「支障が出る」と「支障をきたす」は基本的に同じ意味を持つ言葉です。