「指環」と「指輪」は双方とも「ゆびわ」と読む言葉ですが、それぞれ意味の違いなどはあるのでしょうか。
この記事では、「指環」と「指輪」の違いを分かりやすく説明していきます。
「指環」とは?
「指環」は「指にはめる輪っか状の装身具」のことで、「リング」とも呼ばれます。
「指」は「手足の指」には意味し、「環」は「輪」や「円形にしたもの」「まるく巡って終わりがない形状」といった意味があります。
おしゃれで身につけるほか、結婚などの契約や魔除けの意味でつけることもあります。
「指輪」とは?
「指環」は「指にはめる輪っか状の装身具」を示します。
「指」は「手足の指」を意味し、「輪」は「車のわのように円形状のもの」「輪郭」といった意味を含みます。
「リング」とも呼ばれ、金やプラチナをはじめとした貴金属で作られることが多く、宝石を使ったものもあります。
装飾品としてだけでなく、結婚や婚約などの契約もしくは魔除けを表すために着用するケースもあります。
「指環」と「指輪」の違い
「指環」も「指輪」も「指に付ける輪っか状の装飾アイテム」という共通点があり、それぞれ同じ意味を持つ言葉と捉えられています。
ただし「指環」に関しては、「環」の字が「円く巡って終わりがない」、「途切れがない」という意味合いを含むことから、家族や夫婦、恋人、友人など「大切な人との絆」や「つながり」を示すという見方があります。
このため、ファッションで身につけるリングには「指輪」を使い、「結婚指輪」や「婚約指輪」、恋人もしくは大事な友達と身につける「ペアリング」には「指環」の字を使うケースがあるようです。
なお、通常は「指輪」表記の方が普及しているため、「結婚指輪」や「婚約指輪」などに対しても「指輪」の字が用いられるのが一般的です。
まとめ
「指環」と「指輪」は両者とも「指にはめる装飾アイテム」「リング」を意味します。
一般的には「指輪」表記が普及していますが、身につける指輪に「人との絆」の意味が込められている場合は「指環」の字を当てる場合もあります。
ぜひ使い分けの参考にしてください。