「宝庫」と「金蔵」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「宝庫」と「金蔵」の違いとは?違い

「宝庫」「金蔵」は類似する意味を持つ言葉ですが、細かな意味合いが異なるため使い分けが必要になります。

この記事では、「宝庫」「金蔵」の違いを分かりやすく説明していきます。

「宝庫」とは?

「宝庫」「ほうこ」と読む言葉で、「宝物を保管しておく蔵」を意味します。

また、「資源などを大量に産出する場所」という意味もあり、それが転じて「貴重なものや求めているものなどが多く存在する場所」という意味でも使用されています。

「宝」には「宝もの」という意味があり、「庫」「ものをしまったり保管したりする建物」という意味が含まれています。


「金蔵」とは?

「かねぐら」と読む「金蔵」は、「お金」「金物」「黄金」などを表す「金」と、「物をしまう場所」を示す「蔵」が組み合わさった熟語で、「財宝や金銭などを入れる蔵」を意味します。

そのほか、「金銭を作り出す人」「金銭的に援助してくれる者」という意味も持っています。


「宝庫」と「金蔵」の違い

「宝庫」「金蔵」「宝物や金銭といった貴重なものをしまっておく蔵」という意味合いを含む点はほぼ同じといえますが、次のような違いがあります。

「宝庫」「宝物をしまっておく蔵」を意味するほか、「資源などが大量に産出される場所」という意味もあり、後者の意味が転じて「貴重なものなどが満ちている場所」という意味でも用いられます。

一方、「金蔵」「金銭や財宝などを入れておく蔵」を示すほか、「金銭をもたらす者」「金銭的に援助してくれる者」という意味も含まれています。

「宝庫」の例文

「宝庫」はどちらかというと「貴重なものや求めているものが多く存在する場所」の意味で使われる機会が多く、「〜の宝庫」という言い回しで表現されます。

・『百科事典は様々な情報の宝庫である』
・『彼が何気なく書いたメモ帳はアイデアの宝庫だ』

「金蔵」の例文

「金蔵」「金蔵に納める」のように使用しますが、「金銭的に援助してくれる人」の意味で使う際は「金蔵がついている」のように用います。

・『貴重な巻物が見つかったので、屋敷の金蔵に納めた』
・『彼女には強力な金蔵がついているようだ』

まとめ

「宝庫」「宝物を保管しておく蔵」「貴重なものなどが多く存在する場所」を示し、「金蔵」「財宝や金銭などを入れる蔵」「金銭的に援助してくれる人」を示します。

両者の意味や使用方法を理解して、シーンに合わせて使い分けてください。

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