この記事では、「見張る」と「見守る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見張る」とは?
よく注意をして目を配って監視をするという意味です。
警戒をして注意深く目を配ることをいいます。
戦をしているとします。
敵が自分の方にせめて来ないか常に気を配っていなければなりません。
そのためには、注意深く敵の様子を見ている必要があります。
少しも気を緩めることなく、よく見ていなければなりません。
このことを「敵を見張る」といいます。
「監視する」という意味を含む言葉です。
また、目を大きく開いて見るという意味もあります。
この意味では、「成長に目を見張る」「美しさに目を見張る」といった使い方をします。
「見守る」とは?
どうなるのか気をつけながら見る、無事であるように気を配りながら見るという意味です。
子どもが公園で遊んでいるところを親が見ています。
ちょっと危ないかなと思うようなことも子どもはしていますが、親は優しい目で気をつけながら子どもの様子を見ています。
このことを「子どもを見守る」といいます。
じっと見る、視するという意味もあります。
この意味では「固唾をのんで見守る」のような使い方をします。
「見張る」と「見守る」の違い
「見張る」と「見守る」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉にも「見る」という意味が含まれていますが、同じことではありません。
前者には監視するという意味が含まれています。
警戒をして目を配ることを意味する言葉です。
後者は、どうなるのか気にかけながら見るという意味です。
警戒をしているのではありません。
「子どもを見守る」「病気の経過を見守る」など、無事であるように気を配りながら見ることをいいます。
まとめ
どちらの言葉にも「見る」という意味がありますが、一方は監視するという意味を含み、もう一方はどうなるのか気にかけながらという意味を含み、それぞれ意味するものが違います。