この記事では、「雑務」と「庶務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雑務」とは?
細かくて雑多ないろいろな仕事という意味です。
「雑」という漢字には、いろいろな、まとまりのないという意味があり、「務」という漢字には、つとめる、つとめという意味があります。
このことから「雑務」には、いろいろな仕事という意味があることがわかります。
仕事といっても、自分が本来やるべきことや、誰でもできるようなこまごまとしたものなど、いろいろなものがあります。
「雑務」が意味するのは、本来の仕事以外の細かな仕事のことです。
たとえば、書類をシュレッダーにかける、電球を交換する、買い出しに行くなどがこれにあたります。
自分が本来やるべき仕事ではありませんが、こういった仕事も会社などを運営していくためには大切なことです。
「庶務」とは?
いろいろ雑多な事務という意味です。
「庶」という漢字には、もろもろ、さまざま、数の多いことという意味があります。
このことから「庶務」には、もろもろの務めという意味があることがわかります。
仕事といってもさまざまな種類のものがありますが、「庶務」という場合は事務の仕事のことを意味します。
会社などによって異なりますが、電話対応、書類の作成、来客への対応、伝票の処理などが「庶務」の仕事になります。
この仕事につく人にとっては、これらの仕事がやるべきものです。
「雑務」と「庶務」の違い
「雑務」と「庶務」の違いを、分かりやすく解説します。
仕事に関する言葉という点は似ていますが、意味は異なります。
前者の場合は、こまごまとしたいろいろな仕事のことで、本来の仕事以外のものを意味します。
後者の場合は、いろいろ雑多な事務のことです。
この仕事を担当する人がおり、この人にとってはやるべき仕事です。
まとめ
仕事に関する言葉である点が似ていますが、一方は本来の仕事以外のもの、もう一方はもろもろの事務のことで、意味は異なります。