この記事では、「ゆでる」と「ゆでこぼす」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ゆでる」とは?
野菜や肉といった食材に火を通し、食べやすくするために行う調理方法を「ゆでる」といいます。
煮崩れしないよう鍋の中に水を入れて、そこに皮を剥いたじゃが芋や人参などを入れて、沸騰したら火力を弱めにし、さらに茹でれば中心にまで火が通るのです。
柔らかくなったじゃが芋は押し潰せるので、ポテトサラダやコロッケに適しています。
卵の場合は殻ごとお湯の中に入れてゆでるときは、時間の加減によって半熟卵にするか、少し時間をかけてゆでればしっかり中心にまで火が通り、ゆで卵になるかが決まってくるわけです。
「ゆでこぼす」とは?
野菜のアクを取り除いたり、食べやすくするため苦味を軽減させるには「ゆでこぼす」といった調理方法があります。
例えば、筍【たけのこ】はたっぷりの水の中へ入れて煮た後、3分程度したらお湯から出すこの方法を指すのです。
ゆでた後の汁を捨てる行為を「ゆでこぼす」といいます。
他にも、牛蒡や蒟蒻といったものを調理するときこの調理方法で下処理しておき、あとは醤油で煮たり、炒めるといった方法で食材を柔らかくして、醤油や砂糖で味付けしては食べやすくするのです。
「ゆでる」と「ゆでこぼす」の違い
「ゆでる」と「ゆでこぼす」の違いを、分かりやすく解説します。
お湯を入れた鍋に食材を入れて加熱し、やわらかくすることを「ゆでる」といいます。
水と一緒に鍋に入れて食べやすくする野菜にはじゃが芋や大根といった硬い根野菜で、沸騰させたお湯の中に入れて加熱するのが小松菜や春菊といった葉の野菜が対象になるのです。
お湯から入れて「ゆでる」ときの水の量は、鍋の中に野菜を入れたとき5倍以上の量を入れます。
もう一方の「ゆでこぼす」は野菜のえぐみを茹でて取り除くため、2,3分お湯に入れてゆでてから下処理して調理するのです。
この方法なら臭みも取り除けて、食べやすくなります。
まとめ
料理を作るときに行う調理方法が「ゆでる」であり、下処理のために行うのが「ゆでこぼす」になります。
この2つのやり方については、料理専門サイトや動画などで比較してみるといいでしょう。