「扮装」と「変装」の違いとは?分かりやすく解釈

「扮装」と「変装」の違いとは?違い

この記事では、「扮装」【ふんそう】と「変装」【へんそう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「扮装」とは?意味

俳優が作品に合う役柄に合う服を着ることを「扮装」【ふんそう】といいます。

王様であれば豪華な服を着て、毛皮を羽織ったり、長いカツラを被ったり、王冠を頭にのせて、いかにもその国の権力者としての威厳を表すわけです。

風貌を変えたり、いつもとは違う声を出して話すこともあります。

サーカスでは個性的な服を着て、面白いと感じる化粧して見た目を変えるのです。


「変装」とは?意味

服装や髭、眼鏡などでうまく自分とは違う人になりきり、相手に誰だか分からないようにして追跡することを「変装」【へんそう】といいます。

「変装」する目的は、浮気している夫の証拠を得るため尾行するときであったり、社員がどのように営業しているか確かめるため上司と分からないようにするのです。

また、怪しい人物から身を守るため、女性が「変装」することもあります。


「扮装」と「変装」の違い

「扮装」「変装」の違いを、分かりやすく解説します。

役柄になりきるため服を着て人前に出たり、台詞を話すことを「扮装」といいます。

主に、学園祭で役になりきって舞台上で演じて見る人を楽しませるときや、幽霊に「扮装」して人を驚かせるわけです。

もう一方の「変装」は、自分ではない者になりきり、正体が分からないようにすることを意味します。

警官は事件の真相を探るため一般人の服装してなりきり、容疑者を追って捜査することも「変装」というのです。

「扮装」の例文

・『城で働く下女に扮装して内部を探り、情報を得る』
・『妖怪に扮装して、子供たちが腰を抜かすほど驚かせた』

「変装」の例文

・『彼氏の行動を探るため、変装して尾行することにした』
・『変装すれば部長にも気づかれずに身元の調査ができる』

まとめ

どちらも見た目を変えることという意味がありますが、人前に出るため役柄に扮するか、尾行したり、探りを入れるため服や化粧を変えることを「変装」と覚えておくといいでしょう。

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