「一心不乱」と「一生懸命」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「一心不乱」と「一生懸命」の違いとは?違い

この記事では、「一心不乱」「一生懸命」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一心不乱」とは?

一つのことに心を注いで、他の事柄のために乱れないことという意味です。

集中していて、他のことに心を奪われないさまをいいます。

「一心」には、心を一つに集中することという意味があり、「不乱」には乱れないことという意味があります。

たとえば、自分の親が病気になり、手術をすることになったとします。

現代の医療技術が高いとはいえ、手術が100%成功するという保証はありません。

手術が成功をして、大切な家族には長生きをして欲しいです。

そこで、成功するように神仏に願いました。

手術が成功するようにということだけを思い、拝むという行為だけに集中をして行いました。

他の事柄に心を奪われるといったことはありません。

このように、一つのことに心を注いで、他の事柄に心を奪われないさまをいう言葉です。


「一生懸命」とは?

命をかけるほど真剣に取り組むさまを表す言葉です。

「懸命」には、全力を尽くすさま、命がけという意味があります。

たとえば、自分が大切に世話をしていたペットの犬がいなくなってしまったとします。

迷子になって困っているかもしれません。

お腹を空かせているかもしれません。

それを考えると心配で仕方がありません。

あちこち必死になって犬を探し回りました。

全力で「犬を探す」という行為を行っているのです。

このような真剣に物事に取り組むさまを表す言葉です。


「一心不乱」と「一生懸命」の違い

「一心不乱」「一生懸命」の違いを、分かりやすく解説します。

前者の場合は「他の事柄に心を奪われることなく」「一つのことに集中をして」という意味合いがあります。

いちずという意味の強い言葉です。

後者の場合は「真剣に」「命をかけるほど」という意味合いを持っています。

まとめ

一方はいちずという意味が強く、もう一方は真剣にという意味の強い言葉です。

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