この記事では、「ダイバージェンス」と「リバーサル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ダイバージェンス」とは?
「ダイバージェンス」とは、「金融市場におけるレートとオシレーター系テクニカルの逆行現象」を意味する言葉です。
「レート」とは株やFXなどの金融商品の「価格」のことであり、「レート」の過去の値動きを基に未来の価格を予測する手法を「テクニカル」と呼びます。
通常、「レート」が上がると、オシレーター系に分類される「テクニカル」の値も一緒に上がっていきます。
ところが、「レート」が上がっているにもかかわらず、「テクニカル」の値が上昇しない逆行現象が起こるケースが稀にあり、これを「ダイバージェンス」と呼ぶのです。
この「ダイバージェンス」が発生した場合、高い確率で相場のトレンドが反転するとされています。
ちなみに、「ダイバージェンス」は「相違」や「逸脱」、「分岐」を意味する英単語“divergence”をカタカナ読みにしたものです。
「リバーサル」とは?
「リバーサル」とは、「金融市場において、レートが示すトレンドに対して、オシレーター系テクニカルが段階的に逆行している状態」を意味する言葉です。
「リバーサル」はまたの名を「ヒドゥンダイバージェンス」とも呼ばれており、海外では「ヒドゥンダイバージェンス」と表現するのが一般的です。
「リバーサル」が発生した場合、現在出ているトレンドがそのまま継続することを示唆します。
ちなみに、「リバーサル」は「逆転」や「反転」を意味する英単語“reversal”をカタカナ読みにしたものです。
「ダイバージェンス」と「リバーサル」の違い
「ダイバージェンス」は相場のレートとオシレーター系テクニカルの値が逆行する現象のことを指し、相場のトレンドが反転するシグナルとして扱われています。
一方、「リバーサル」は相場の値動きに対して、オシレーター系テクニカルの値が段階手に逆行している状態を指し、相場のトレンドがそのまま継続するシグナルとして扱われています。
まとめ
・「ダイバージェンス」とは、「金融市場におけるレートとオシレーター系テクニカルの逆行現象」を意味する言葉です。
・「リバーサル」とは、「金融市場において、レートが示すトレンドに対して、オシレーター系テクニカルが段階的に逆行している状態」を意味する言葉です。
