「際立つ」と「引き立つ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「際立つ」と「引き立つ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈違い

この記事では、「際立つ」「引き立つ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「際立つ」とは?

「際立つ」とは他のものとは明確な違いがありそれがひときわ目立っていることです。

他にはない特徴的な何かがあるとはっきりわかり、それが目を惹くことを際立つと言います。

似たようなもの同じようなものと並べられることで個性が際立つことが多いですが、必ずしも他のものと並べられている時にだけ使われる言葉ではありません。

一般的によく見かけるものに特徴的な個性がある物品などにも、それが特徴的だという表現として使われることもあります。


「引き立つ」とは?

「引き立つ」とは何かが加わることで良くなったり、良くなったように見えることです。

視覚的によくなる目立つことを表現する言葉としても使われますが、味や香りなど視覚以外でより良くなったと感じるようなことにも使われます。

また何かが足されることで良くなることを指す言葉なので、手を加えない単体のものに対して使われることもありません。

それを目立たせるなにかがあったからこそ目立っているというのが引き立つです。


「際立つ」と「引き立つ」の違い

「際立つ」「引き立つ」の違いを、分かりやすく解説します。

他のものとの違いが一際目立っていることが「際立つ」で、何かが加わることで良さが目立つことが「引き立つ」です。

「際立つ」は特徴的な部分が目立つことという意味がありますが、「引き立つ」の場合は良さがいっそう目立つならその良さが特徴的かどうかは問いません。

「際立つ」の例文

・『猛々しさが際立つ装飾がついている』
・『並べてみるとその大きさが際立つ』

「引き立つ」の例文

・『この隠し味を入れることで旨味が引き立つ』
・『シンプルな額の方が絵画が引き立つ』

まとめ

「際立つ」は良い意味で使われることがほとんどなので良い意味で特徴的な部分が目立つことですが、「引き立つ」は特徴的かどうかを問わず良い部分が加えられた何かによって目立つことを指します。

そのため「際立つ」は個性的な部分がなければ使われませんが、「引き立つ」は他にも似た良さを持つなにかがあって個性的ではなくても使える言葉です。

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