WBCによって日本でも一時にくらべてはるかにメジャーになった野球ですが、守備の時に野手たちがつけているグローブにはいくつかの種類があります。
その中でも最も大きいものが「キャッチャーミット」というものです。
それでは、この「キャッチャーミット」とはどういう意味でしょうか。
また、「ファーストミット」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「キャッチャーミット」と「ファーストミット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャッチャーミット」とは?
「キャッチャーミット」とは、野球の守備においてキャッチャーが手にはめてピッチャーが投げたボールを捕るために使用するグローブのことで、英語では「catcher’s mitt」と呼ばれます。
一般のグローブよりもかなり大きく、手が痛くならないように皮も厚く、クッションも付けられています。
「ファーストミット」とは?
「ファーストミット」とは、野球の守備において一塁手が使用するグローブのことを指す名称です。
一般の野手のものより若干大きく、皮も厚く作られています。
「キャッチャーミット」と「ファーストミット」の違い
「キャッチャーミット」と「ファーストミット」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、野球の守備において使用する捕球用のグローブの一種であることは同じですが、その目的が違うために形や大きさが違います。
その違いを最も端的に表現するならば、「キャッチャーミット」は、ピッチャーがバッターに打たれないために投げたボールを捕るためのグローブでああり、「ファーストミット」は、他の野手がファーストに捕ってもらうために投げたボールを捕るためのグローブであるということになります。
一般的にはピッチャーのボールの速度は最高時速160kmくらいですが、野手の送球の速度は時速120kmくらいなので、そもそも受けるボールの速度にあったような皮やクッションの厚さになっています。
また、ファーストが送球を捕る場合にはベースに片足をつけた状態で手を伸ばして行うので、できるだけ縦方向に長い方が確実に捕球できます。
それぞれのミットはそのような目的に沿ってデザイン、製造されています。
まとめ
この記事では、「キャッチャーミット」と「ファーストミット」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、グローブではなくミットと呼びますが、それは普通のグローブよりも大きいことから来ています。
もともとミットというのはミトンとも呼ばれるように、かなり大きなグローブのことを指すものであるからです。