店で売られているミルクには「牛乳」と「低脂肪牛乳」という2つの種類があります。
この2つはどのような基準で区別されているのでしょうか。
今回は、「牛乳」と「低脂肪牛乳」の違いを解説します。
「牛乳」とは?
「牛乳」とは、「牛から絞ってとった生乳100%を原材料とする無脂肪乳固形分8. 0%以上、乳脂肪分3. 0%以上の牛乳」です。
「牛乳」の使い方
一般的に牛乳と言うと牛からとれるミルクのことを指しますが、商品として販売するものに関しては「乳等省令」という省令により具体的な基準が設けられています。
定められた基準を満たしたもののみが「牛乳」という名称で販売することを認められています。
2001年以降は公正競争規約の改正により基準を満たしていないものを「牛乳」として販売することは認められていません。
2000年以前までは「コーヒー牛乳」「フルーツ牛乳」製品名も認められていましたが現在ではそのような「牛乳」を製品名は禁止されています。
「低脂肪牛乳」とは?
「低脂肪牛乳」とは、「牛から絞ってとった100%の生乳の乳脂肪分のみを調整し乳脂肪分0. 5%以上1. 5%以下にした牛乳」です。
「低脂肪牛乳」の使い方
100%の生乳から乳脂肪分を調整し低く抑えたものを指します。
色や見た目は生乳とほぼ変わりません。
「牛乳」と「低脂肪牛乳」の違い
「牛乳」と「低脂肪牛乳」の違いは「乳脂肪分の」です。
含まれる乳脂肪部分が3. 0%以上のものが「牛乳」、乳脂肪分0. 5%以上1. 5%以下のものが「低脂肪牛乳」と区別されています。
一般的には生乳からバターや生クリームなどを作るため乳脂肪を取り除いた残りが「低脂肪牛乳」として出荷されています。
味やコクは乳脂肪分が多く含まれる「牛乳」のほうが上ですが、乳脂肪分の少ない「低脂肪牛乳」は健康を気にする人に好まれる飲料です。
まとめ
「牛乳」と「低脂肪牛乳」は乳脂肪分の違いで区別されています。
店頭では似たようなパッケージで販売されているので、間違えないように確認してから購入しましょう。