この記事では、「きび砂糖」と「てんさい糖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「きび砂糖」とは?
「きび砂糖」とは、「サトウキビ」の糖液を煮詰めて作った砂糖のことを言います。
「サトウキビ(砂糖黍)」はイネ科サトウキビ属に属している多年草のことです。
「サトウキビ」は茎に糖分を含み、「きび砂糖」の原料になっています。
「サトウキビ」の別称には、「カンショ(甘庶)」、「シンサトウキビ」があります。
また、「サトウキビ」の英語表記は「sugar cane」になります。
「てんさい糖」とは?
「てんさい糖」とは、「テンサイ」の白色の根から糖液を作って煮詰めた砂糖のことを意味しています。
「テンサイ(甜菜)」はヒユ科アカザ亜科フダンソウ属に分類されている二年草です。
「テンサイ」は地中海沿岸が原産で、寒さに強い植物です。
「テンサイ」の葉は同じヒユ科アカザ亜科の仲間である「ホウレンソウ」に似ています。
「テンサイ」の根は「てんさい糖」の原料に利用されています。
「テンサイ」には、「サトウダイコン」、「ビート」の別名があります。
さらに、「てんさい」は英語で「Sugar beet」と表記します。
「きび砂糖」と「てんさい糖」の違い
「きび砂糖」と「てんさい糖」の違いを、分かりやすく解説します。
「きび砂糖」はクセがなく、上品な甘さであるのに対し、「てんさい糖」は甘さが控えめで、まろやかな味わいです。
また、「てんさい糖」は「きび砂糖」よりも濃い茶色をしています。
そのため、砂糖の茶色が気になる場合は、「きび砂糖」を用いたほうが良いでしょう。
さらに、「てんさい糖」にのみ、オリゴ糖が含まれています。
「きび砂糖」と「てんさい糖」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「きび砂糖」と「てんさい糖」の意味や違いなどについて述べてきました。
「きび砂糖」と「てんさい糖」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。