怪しい仕事をする人を表す時に使う言葉には「香具師」や「ヤクザ」があります。
この記事では、「香具師」と「ヤクザ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「香具師」とは?
「香具師」は「やし」や「こうぐし」と読む言葉であり、こちらは縁日などで境内や参道で露店を出す人を表します。
「香具師」は江戸時代に有名となった言葉であり、露店や出店で商売する人や大道芸人、興行人、薬売りなど様々な商売が行われました。
明治時代になるとこの「香具師」はこれらの商売の場所を割り振りする仕事を示すようになり、別名「的屋」と呼ばれるようになりました。
「香具師」はインターネットのスラングで「奴」を表す時に使います。
「ヤクザ」とは?
「ヤクザ」とは日本における犯罪組織を示す言葉であり、暴力を使って様々な違法行為を働きます。
「ヤクザ」は法的に許さない存在ですが、日本ではこれを扱ったドラマや映画が多く存在しています。
「ヤクザ」の仕事にも色々なものがありますが、商売の場所を管理するものは「的屋」という名前で有名です。
「香具師」と「ヤクザ」の違い
「香具師」は出店や露店で商売する人を示す言葉として使われていましたが、現代では違法な「的屋」を示す時やインターネット用語としても使われています。
「ヤクザ」は日本の犯罪組織を表す言葉です。
「香具師」の例文
・『その行商人は怪しい香具師として有名であり、取引に関しては丁重にお断りしました』
・『香具師や的屋の商売に関しては関わらない方が無難です』
「ヤクザ」の例文
・『ヤクザと人情を扱ったそのゲームはコアなファンが多く、新作も期待されています』
・『ヤクザの事務所にガサ入れが行われたこともあり、付近は騒がしくなっています』
まとめ
「香具師」は出店や露店で商売する人を示す言葉であり、ネガティブな意味は後の時代に付きました。
「ヤクザ」は犯罪組織を示す言葉であり、現代でも警察による捜査や監視が行われています。