この記事では、「親愛」と「友愛」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「親愛」とは?
心が通う相手に親しみを込めて愛情を注ぐ気持ちを「親愛」【しんあい】といいます。
とても強い親近感を感じる友人へ共感する気持ちがあり、好きという感情を強く持つ相手に対して「親愛なる○○先生」というように、心配してくれる教師に対して手紙を書くとき尊敬と感謝、好意ある気持ちを伝えてから文章を書き始めれば相手により心が伝わるのです。
「友愛」とは?
話が合い、行動を共にする友人に対して心から親しみを込めて愛情がある気持ちを表すのが「友愛」【ゆうあい】です。
ときに、友人のように仲が良い兄弟姉妹に対しても使う言葉であり、いかに愛しいと感じる相手に対して注ぐ深い愛情を指す言葉になります。
このように、いつまでも変わらない深い友情を持つ相手に対して心から愛し、どのような問題が起きても強い絆で繋がっていると伝えられる言葉になるのです。
「親愛」と「友愛」の違い
「親愛」と「友愛」の違いを、分かりやすく解説します。
親へ持つような深い愛情を捧げる気持ちを相手へ示すことを「親愛」という言葉で表します。
過去に可愛がってもらった恩師や教師がどうしているか心配であるとき、いかに何年経っても自分が尊敬する気持ちであるか示すときに使います。
もう一方の「友愛」は離れていても、災難に遭ったときも変わらぬ友情と愛情で繋がっている友人に対する気持ちを表すとき使う言葉です。
「親愛」の例文
・『親愛なる大学の講師へ感謝の手紙を添えて菓子折りを送った』
・『家族でお世話になった親愛なる牧師を結婚式に呼んだ』
「友愛」の例文
・『敵対関係にあった国も、現在は友愛の気持ちで付き合っている』
・『別れた後も友愛の精神で繋がる彼女を招き、食事して楽しむ』
まとめ
愛という漢字を使った言葉ですが、親しみある相手か強い友情でつながる人かの違いによりうまく使い分けてみるといいでしょう。