この記事では、「ジュニパー」と「ジュニパーベリー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ジュニパー」とは?
「ジュニパー」とは、ヒノキ科ビャクシン属に分類されている常緑低木や小高木のことを言います。
「ジュニパー」は北半球の寒い地域で、北極、北アメリカ、ヨーロッパ、西アジアなどが原産です。
「ジュニパー」の樹高は1m〜3mくらいで、大きいと10mのものもあります。
葉は緑色の線形で、縁は全縁です。
「ジュニパー」は雌雄異株で、開花時期は3月〜5月頃です。
雄花は黄色で、雌花は淡黄緑色です。
風によって雄株から雌株に受粉する風媒花です。
「ジュニパー」の果実は肉質の液果状で球果です。
最初は緑色ですが、熟すにつれて紫色から黒色に変わっていきます。
果実は鳥が食べ、フンと一緒に種子が分散されます。
「ジュニパー」の別称には、「セイヨウネズ(西洋杜松)」があります。
また、「ジュニパー」の英語表記は「Common juniper」、「Juniper」などになります。
「ジュニパーベリー」とは?
「ジュニパーベリー」とは、「ジュニパー」の球果のことを表しています。
ジンの香料としても知られています。
「ジュニパーベリー」には、「杜松果(としょうか)」、「杜松実(としょうじつ)」、「杜松子(としょうし)」などの別名があります。
そして、「ジュニパーベリー」は英語で「Juniper berry」と表記します。
「ジュニパー」と「ジュニパーベリー」の違い
「ジュニパー」と「ジュニパーベリー」の違いを、分かりやすく解説します。
「ジュニパー」はヒノキ科ビャクシン属の針葉樹で、「ジュニパーベリー」は「ジュニパー」の球果のことを指しています。
「ジュニパー」と「ジュニパーベリー」にはこのような違いが見られます。
まとめ
今回は「ジュニパー」と「ジュニパーベリー」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「ジュニパー」と「ジュニパーベリー」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。