この記事では、「ロボット」と「機械」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロボット」とは?
ロボットとは、センサーや知能・制御系、駆動系といった3つの要素を有する知能化した機械システムのことをいいます。
これは経済産業省のロボットの定義になります。
工場で溶接や塗装、搬送などを行う産業用ロボットもありますし、医療用のロボットや火災救助用のロボットなどもあります。
身近なとろこでもロボットは使われていて、自走して部屋を掃除してくれるお掃除ロボットを導入している家庭も多いです。
「機械」とは?
機械とは、動力を受けて目的の動きをし作業をする装置のことをいいます。
動力を必要としないものは、器械となります。
エネルギーや動力で動いているものは機械なので、生活のあらゆる場所に機械はあふれています。
農業用の機械もありますし、木材や金属を加工する機械などもあります。
また、普段使っているスマートフォンやパソコン等も機械の一種です。
「ロボット」と「機械」の違い
ロボットは機械の一種です。
機械は特定の作業をするものをいい、ロボットはプログラムを変更すれば作業内容を変更することができるなど多機能なものを指します。
また、人の形を模した機械などはロボットとして認知されています。
ロボットと機械の区別がつきにくいものもあります。
「ロボット」の例文
・『このレストランでは人手不足を解消するために料理を配膳するロボットを導入した』
・『介護の分野でもロボットの活用が期待されている』
・『人だと思って話しかけたらロボットだった』
「機械」の例文
・『最新の機械を導入したことで飛躍的に生産効率が上がった』
・『食品工場には野菜の皮をあっという間に剥くことができる機械がある』
・『機械の故障を防ぐには日頃のメンテナンスが重要だ』
まとめ
ロボットは機械の一種です。
センサーや知能・制御系、駆動系といった3つの要素を備えたものがロボットになります。