昭和の時代には歌謡曲の歌詞などでよく使われていた言葉ですが、今ではあまり使われなくなっているものはたくさんあります。
そんな中でも、以前はかなり魅力的でワクワクするようなニュアンスを持っていた「ロマンチック」という言葉があります。
それでは、この「ロマンチック」とはどういう意味でしょうか。
また、「ロマンチスト」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ロマンチスト」と「ロマンチック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロマンチスト」とは?
「ロマンチスト」とは、英語の「romaticist」という言葉をカタカナで記述したものです。
英語の綴りを見ればわかるように本来の発音は「ロマンチシスト」が正しいのですが、なんと言っても言いにくいので、昔も今も「ロマンチスト」が定番です。
意味としては「夢想家」とか「空想家」というもので、現実の世界から空想の世界へ入り込んでしまうような人のことです。
「ロマンチック」とは?
「ロマンチック」とは、英語の「romantc」という言葉をカタカナで記述したもので、現実から離れて空想の世界や甘美な世界に言ってしまうようなという意味になります。
昔は多くの小説や歌詞などに取り入れられていましたが、かんとなく甘く切ないという感覚で捉えられていました。
「ロマンチスト」と「ロマンチック」の違い
「ロマンチスト」と「ロマンチック」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、元々は「romantc」という英語からきたものであるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、甘く切ない「ロマンチック」な世界に入り込んでしまった人が「ロマンチスト」ということになります。
「ロマンチスト」の例文
・『あの人は星を見て恋を語るようなロマンチストです』
・『ロマンチストとは本来はロマンチシストのことです』
「ロマンチック」の例文
・『ロマンチックな夜空の下で、甘いセリフを言うのが彼の手口です』
・『ロマンチックな歌が流れてきました』
まとめ
この記事では、「ロマンチスト」と「ロマンチック」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。