こちらの記事では、「メンソレータム」と「メンターム」の相違点を分かりやすく説明していきます。
「メンソレータム」とは?
メンソレータムは、Mentholatumと英語表記も可能な言葉です。
メンソールとワセリンの別名である、ペトロレータムを合体させたのが、このメンソレータムの名前の由来となっています。
そんなメンソレータムは、ロート製薬が製造して販売を行っているスキンケア商品のブランド名です。
具体的には肌を乾燥や刺激から守ったり、肌荒れを治療するための医薬品として販売されています。
「メンターム」とは?
メンタームは、MENTURM、とも表記出来る言葉です。
株式会社近江兄弟社が製造、販売を行っている医薬品のブランドの名前が、このメンタームとなっています。
かつて日本国内においては、近江兄弟社がメンソレータムの販売権を有しており、販売を行っていました。
所が会社の経営が悪化したのが原因で、近江兄弟社がメンソレータムの販売権を失ってしまったのです。
ですがその後、近江兄弟社が経営の再建策として、メンソレータムと大半が同じ成分である、医薬品の製造を開始した事によって生まれたのが、メンタームとなっています。
「メンソレータム」と「メンターム」の違い
メンソレータムとメンタームの文字表記を比較すると、ソレータムとタームという文字の違いがある事に気付けるものです。
所が最初のメンの文字に関しては完全に同じで、どちらもスキンケア用のブランド名を意味する言葉となっています。
とはいえメンソレータムの方は、ロート製薬が製造し販売している医薬品ブランドを表すのです。
一方のメンタームは、株式会社近江兄弟社が製造を行い、販売している医薬品ブランドを示します。
更に原料に関してはほぼ同じであるものの、メンソレータムは黄色ワセリンを使用し、メンタームは白色ワセリンを用いているという違いもあるのです。
まとめ
2つの言葉には共通する文字があるだけでなく、共に医薬品のブランド名を指し示す言葉という共通点もあり、加えて原料もほぼ同じで得られる効能等も似通っています。
ただしメンソレータムは、ロート製薬が販売しているもので、黄色ワセリンを原料に使っているという特徴を持っているのです。
対するメンタームは、近江兄弟社が販売しているもので、こちらは白色ワセリンを駆使しているのが特徴となっています。