この記事では、「社員一同」と「従業員一同」の違いを分かりやすく説明していきます。
「社員一同」とは?
会社の一員として働いているものすべて、という意味です。
「社員」には、会社の一員として働いている人という意味があります。
「社」は人々の集まり、会社の略という意味を持つ漢字で、「員」は所属する人という意味を持つ漢字です。
「一同」は、そこにいる人すべてをいいます。
この言葉は、その会社に勤務する人すべてを指しています。
「社」という漢字を使っているように、会社に属する人を指す言葉です。
会社以外のところで働いている人、たとえば学校、美術館、スーパーなどで働いている人のことを「社員」とはいいません。
「従業員一同」とは?
雇われて、ある仕事に従事をしている人すべて、という意味です。
「従業員」には、雇われてある仕事に従事する人という意味があります。
「従」は事にたずさわる、「業」は仕事、勤めという意味を持つ漢字です。
業務に従事している人を指す言葉で、その人がどこで業務をしているのかは関係ありません。
スーパーで雇われて働いている人は「従業員」といいます。
「一同」は、そこにいる人すべてを指す言葉なので、「従業員一同」がスーパーで使われていれば、そのスーパーで働いている人すべてを指していることになります。
「社員一同」と「従業員一同」の違い
「社員一同」と「従業員一同」の違いを、分かりやすく解説します。
働いている人を指す言葉ですが、2つの言葉は意味が異なります。
前者は、会社に勤めている人を指しています。
「社」という漢字を使っており、会社に属する人のことで、それ以外の場所で働いている人のことではありません。
後者は勤めている場所が会社でない場合でも用いられています。
雇われてある業務に携わっている人のことです。
牛丼店で働いている人も、スーパーで働いている人も指します。
まとめ
会社に勤めている人だけを指すのか、会社以外の場所で働いている人も指すのかという点に違いがあります。