「そこで」と「つきましては」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「そこで」と「つきましては」の違いとは?違い

日本語の文章において、重要な働きをするものの一つが接続のためのものです。

多くの文章は1文で終わることはなく、関連して別の文章を繋げる必要があることが多いので、当然「そこで」とか「つきましては」などという接続の役割をすることが使われます。

それでは、この「そこで」とはどういう意味でしょうか。

また、「つきましては」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「そこで」「つきましては」の違いを分かりやすく説明していきます。

「そこで」とは?

「そこで」とは、いうまでもなく、前の文章に続けて、それの結果どうなるか、あるいは継続して行うことなどを表現する文章を置くために使われる言葉です。


「つきましては」とは?

「つきましては」とは、いうまでもなく、前の文章に続けて、その結果どうするか、あるいは、関連して行うようなことを表現するための文章を置くに使われる言葉です。


「そこで」と「つきましては」の違い

「そこで」「つきましては」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、前の文章の結果としてあとの文章を繋げるために使われるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、物事の順番を示しているのが「そこで」であり、理由と結果を示しているのが「つきましては」ということになります。

しかし、実際に使われている例を見ると、この辺りは曖昧になっているケースも多いので、厳密には区別する必要はないという意見もあります。

ただ、一つだけ気をつける必要があるのは、「そこで」という言い方には丁寧な表現が含まれていないので、文語として客観的な意味で使うのは問題ありませんが、フォーマルな場面で使う場合には「つきまして」の方が適切であると言えるでしょう。

「そこで」の例文

・『論文の審査が終わりました、そこで、次の査読に移ります』
・『本日の会議は、いつものように始めます、そこで、課題に関して話し合います』

「つきましては」の例文

・『本日は休ませていただきます、つきましては、本日の会議は延期します』
・『作業が終わりました、つきましては結果の確認をお願いします』

まとめ

この記事では、「そこで」「つきましては」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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