この記事のような言葉の解説の文章を書いていると、必須なのが接続の言葉です。
例えば、前の文章が原因になって次の文章に繋がるような場合には「そのため」という表現を使うことが多くなります。
それでは、この「そのため」とはどういう意味でしょうか。
また、「つまり」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「そのため」と「つまり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「そのため」とは?
「そのため」とは、文字通り、「そのことのために」という意味で使われる言葉です。
「つまり」とは?
「つまり」とは、いうまでもなく「別の言葉で言えば」という意味で使われる言葉です。
「そのため」と「つまり」の違い
「そのため」と「つまり」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、前の文章を補強するような意図をもってい、次の文章との接続に使われるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、前の文章で言っていることの結果として起こることを後の文章で行なっているのが「そのため」であり、前の文章を別の言葉で言い換える文章が続くのが「つまり」であるということになります。
したがって、元々意図するものは「前の文章をわかってもらいたい」という斧ですが、方法が違うということです。
「そのため」の例文
・『雨が降ると湿気が多くなります。そのため、関節痛が現れることもあります』
・『本日は業務を終了しました。そのため、何かありましたが明日お越しください』
「つまり」の例文
・『この本の論点は言葉は変化して行くというものです。つまり、言葉は生きているということです』
・『今日の授業は特殊な発音、つまり、音便というものについて解説しました』
まとめ
この記事では、「そのため」と「つまり」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。