「せこい」と「ずる賢い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「せこい」と「ずる賢い」の違いとは?違い

この記事では、「せこい」「ずる賢い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「せこい」とは?

いかさましてまでお金を儲けようとする人の悪い考え方を「せこい」といいます。

相手をたくみに騙してはずる賢くお金を余分に受け取ろうとするところがケチ臭さを感じさせるのです。

元々はみみっちい人の行為を指す言葉であり、汚らしさを感じるほど下手な手つきで客を騙すような悪い芸人を指します。

関西では粗悪な者を指す言葉としても使われていて、忌嫌う相手に使う言葉です。


「ずる賢い」とは?

卑怯な方法を使っては自分の物にするその考え方を「ずる賢い」【ずるがしこい】といいます。

自分の取り分が増えるならいかなる手段をもいとわないと考えるだけでなく、うまく口実を作っては自分が責められないようにするのです。

それほど計画的に物事を考えて利益を増やしたり、いい立場になるよう仕向けます。

このような人は、相手を言葉で丸め込めるのもうまく、騙されているようには感じさせません。


「せこい」と「ずる賢い」の違い

ここでは「せこい」「ずる賢い」の違いを、分かりやすく解説します。

下手な芸を披露して見せる芸人の粗悪な行動や考え方を「せこい」といいます。

このようなところから、相手が分からないようにたくみな言葉や手つきでお金を懐に入れてしまう人の行為によく使う言葉です。

もう一方の「ずる賢い」は、腹黒さを感じさせるほど悪い考えして相手を器用に騙します。

悪い知恵を考え付くのがうまく、どこか賢さを感じさせる行動は相手をも唸らせるだけの力を感じさせるのです。

「せこい」の例文

・『店長がせこい販売方法で商品を売る店では買わない』
・『1枚ごと賭けるせこいやり方は男らしくないと感じてしまう』

「ずる賢い」の例文

・『ずる賢い彼らは、住人から税金を奪い取って豪遊する悪党だ』
・『神を崇拝する人かと思いきや、実際はずる賢い牧師であった』

まとめ

どこかしてやられたと感じる相手の性質を指す言葉をご紹介しました。

言葉の意味を調べて、どう使えばいいか把握してみましょう。

違い
違い比較辞典