「終日」と「全日」の違いとは?分かりやすく解釈

「終日」と「全日」の違いとは?違い

「終日」「全日」はどちらもある一定の期間を表す言葉です。

今回は、「終日」「全日」の違いを解説します。

「終日」とは?

「終日」とは、「一日の始まりから終わりまで」を意味する言葉です。


「終日」の使い方

日付が変わり当日を迎える瞬間から日付が変わりその日が終わる瞬間までを指します。

一日の始まりから終わりまで、要するに「一日中」を表す言葉です。

一日のうちどの時間にも例外がなく全ての時間が同じ扱いである時に「終日」という表現を使います。

例えば1日中ずっとタバコを吸ってはいけない場合は「終日禁煙」、1日中ずっと電車が動かず運転を休止する場合は「終日運休」と表現します。

昼休みの間だけタバコを吸ってもいい、というような例外的な時間がある場合は「終日」という表現は使いません。


「全日」とは?

「全日」とは、「一日の間の全ての時間」もしくは「対象となる全ての日」を意味する言葉です。

「全日」の使い方

一日の時間の全て、つまり「一日中」という意味の他に「対象となる複数の日の全て」の意味でも使われます。

例えば「バーゲンセール期間中は全日大特価」という場合はバーゲンセールの数日間は全ての日が大特価であることを表します。

「終日」と「全日」の違い

「終日」「全日」はどちらも一日の始まりから終わりまで全ての時間、つまり「一日中」を意味する表現です。

「全日」には「対象になる全ての日」を表す意味もあり、さらに両方の意味を含んだ「対象になる全ての日の一日中」という意味もあります。

「終日」は特定の日もしくは期間を限定しない一日中を表す時に使うことが多く、「全日」は限定的な期間の一日中を表す時によく使われる表現です。

「終日」の例文

・『店内は終日禁煙だ』
・『工事のため日曜日は終日運休を予定している』

「全日」の例文

・『期間中は全日大入り満員を記録した』
・『セール期間中は全日割引価格で販売している』

まとめ

「終日」は意味が限定されているのに対し「全日」は複数の意味を持つため混乱しがちです。

誤解のないようにそれぞれの意味を正しく理解しておきましょう。

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