この記事では、「集金」と「収金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「集金」とは?
金銭を一つのところにまとめること、また一つのところにまとめた金銭という意味です。
この場合の集める金銭とは、当然受け取るべくものを指します。
たとえば、アパートに住んでいる人の家賃を、大家さんが集めるとします。
大家さんにとっては、住人からの家賃は受け取るべきものです。
このような受け取るべき金銭を集めることを意味します。
会員から会費を集める、習い事の月謝を集めるなども、この言葉が意味するものです。
「集」にはあつめる、よせあつめる、「金」にはおかね、ぜにという意味があります。
このことから「集金」には、お金を集めることという意味があることがわかります。
募金はこの言葉が意味するものとは異なります。
募金は好意によって差し出される金銭で、ある人が必ず支払わなければならない金銭ではありません。
「収金」とは?
この言葉は辞書にはのっていません。
「未収金勘定」「未収」という言葉ならば辞書にのっています。
「未収」には、まだ金銭を取り立てていないこと、渡すべきものをおさめていないこと、という意味があります。
このことから考えると、「収金」は取り立てた金銭、おさめられた金銭という意味になります。
「収」には、おさめる、あつめる、まとめるという意味があります。
「集金」と「収金」の違い
「集金」と「収金」の違いを、分かりやすく解説します。
集めた金銭、金銭を集めることという意味では、前者の言葉を使用します。
この意味で後者の言葉を使うことはありません。
「集」はあつめるという意味があり、「収」にはおさめるという意味があります。
つまり、前者の言葉は一つのところにまとめるという意味を持ち、後者の言葉は渡すべき人に渡すという意味を持っているのです。
この点に違いがあります。
まとめ
金銭を集めるという意味では「集」の漢字が使われます。
