この記事では、「受け取った」と「頂く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「受け取った」とは?
「受け取った」は「うけとった」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「渡されたものを受けておさめたこと」という意味です。
2つ目は「人の言動を、自分なりの判断で解釈した」という意味です。
3つ目は「責任を持って担当することにした」という意味です。
「受け取った」の言葉の使い方
「受け取った」は、動詞として「〇〇を受け取った」「〇〇と受け取った」などと使われます。
「受け」は動詞「受ける」の連用形で「自分の方に向かってくるものを、支え止めたり、取って収めたりする」という意味、「自分に向けられた行為・働きかけに応じる」という意味、「取る」は「手の中におさめる」「除き去る」「場所や時間などを必要とする」「そのように解釈したり、判断したりする」など意味、「受け取った」で「自分の元へ来たものを手の中におさめた」「自分への行為をその様に解釈した」になります。
「頂く」とは?
「頂く」は「いただく」と読み、「頭にのせる」「敬意を表して高くささげる」「『もらう』の謙譲語」「『食う・飲む』の謙譲語」という意味です。
「頂く」の言葉の使い方
「頂く」は動詞として「冠を頂く」「代金をいただく」「ご飯をいただく」などと使われます。
一般動詞として使われる場合は「頂く」と漢字表記にして、謙譲語として使われる場合は「いただく」と平仮名表記されることが多くなります。
前後の言葉や内容で、どちらの意味で使われているのかを判断する必要があります。
「受け取った」と「頂く」の違い
「受け取った」は「自分の元へ来たものを手の中におさめた」「自分への行為をその様に解釈した」です。
「頂く」は「頭にのせる」から転じて「高くささげる」「『もらう』『食う・飲む』の謙譲語」です。
まとめ
今回は「受け取った」と「頂く」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。