「生き様」と「ありさま」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「生き様」と「ありさま」の違いとは?違い

この記事では、「生き様(いきざま)」「ありさま」の違いを分かりやすく説明していきます。

「生き様」とは?

「生き様」とは、「人が生きていく姿」あるいは「生きる上で通っていく道」などという意味合いで使われている言葉です。

「人生における人のありさま」または「生きていくための手段や方法」などを指して使われている言葉で、「人生観」ないし「立ち位置」などという語句と似たようなニュアンスで使用されています。


「ありさま」とは?

「ありさま」とは、「ある事柄における全体的な様子」もしくは「ありのままの姿」などを示す言葉です。

漢字では「有様」「有り様」などと表記される語句で、「人の身分」あるいは「置かれている境遇」などというニュアンスで用いられており、「様態(ようたい)」ないし「実情」などという語句とほぼ同様の意味合いで使われている文言です。


「生き様」と「ありさま」の違い

「生き様」「ありさま」は、どちらの言葉も「人の状態や態度」などを示す似たような意味をもっている言葉です。

双方の語句には人の様子やあり方などを示す「様(さま)」という語が含まれており、「本来あるべき姿」などという同じようなニュアンスで用いられることもある文言ですが、文字どおり「生きる様子」を表す「生き様」と、「物事の様子」を示す「ありさま」は厳密には異なる使い方をする言葉と言えるでしょう。

「生き様」の例文

・『父の破天荒な生き様から私は強い影響を受けました』
・『戦時下の人々の過酷な生き様を描いた作品』

「ありさま」の例文

・『信頼して仕事を任せたのにこのありさまはどういうことでしょうか』
・『地震による大きな津波に襲われた街のありさまは言葉にならないほどの惨状でした』

まとめ

「生き様」「ありさま」は、どちらの言葉も「人の生き方や態度」などを示す言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながらうまく使い分けるようにしましょう。

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