この記事では、「生まれる」と「生誕」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生まれる」とは?
「生まれる」は様々な場面で用いられる言葉です。
子どもが母親の体内から外に出ること、卵からかえること。
つまり、誕生すること、出生することを「生まれる」というほか、新しく作り出されること、物事が新たにできることも「生まれる」と言います。
例えば、新しい商品ができることを「新作が生まれる」と表現します。
そのほか、ある状況や感情などが生じること。
例えば、「疑問が生まれる」。
仏教思想に基づいていう語といった意味も「生まれる」にはあります。
「生誕」とは?
「生誕」は人が生まれることを意味します。
一般的に人が生まれることは「誕生」と表現します。
「誕生」の場合、人間以外に動物にも用いられる言葉となり、公的にも使用可能な言葉になります。
一方、「生誕」の場合は偉人など特別な人に使用される傾向が強く、基本は、すでに亡くなっている人を指す言葉になります。
「生まれる」と「生誕」の違い
「生まれる」と「生誕」の違いを、分かりやすく解説します。
「生まれる」と「生誕」は、どちらも生まれることを意味する言葉です。
「生まれる」の場合、その使用範囲は幅広く人間や動物など生き物が誕生すること以外にも、アイデアや作品、状況や感情などが生じる際にも「生まれる」を使用することが可能です。
一方、「生誕」の場合は人が生まれることに限定される言葉で、加えて、偉人など特別な人に使用される言葉。
すでに亡くなっている人に対し使用される言葉となります。
このように、幅広い意味で使用可能な「生まれる」に対し限られた範囲でのみ使用される「生誕」といった違いがあります。
「生まれる」の例文
・『来月、2番目の子どもが生まれることになりました』
・『次から次へと良いアイデアが生まれる』
「生誕」の例文
・『生誕100周年のお祝いが開催されています』
・『昨日、生誕祭に行ってきました』
まとめ
以上のように、「生まれる」は「生誕」に比べ幅広く使用することができる言葉になるといった違いがあります。
