この記事では、「オーバーテーブル」と「サイドテーブル」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「オーバーテーブル」とは?
テーブルトップを支柱のノブで思うように調整して、高さを決められるのが「オーバーテーブル」の良さです。
穴付きであるため、高さを決めたらその位置でしっかり固定できるのも安心して使えます。
主に、両サイドに脚が付いていて、ベッドに横たわる病人の足元からくぐらせるようにして設置する机や、脚の上に天板を上からのせて使うものを指すわけです。
4つのキャスターが付いているため安定して食事ができますし、いつでも位置を簡単に力をかけなくてもずらせます。
固定できるキャスターはよろけて手を付いてもしっかり支えて安心です。
「サイドテーブル」とは?
片側だけに天板を支えるための脚がある「サイドテーブル」は、高さを上下に調整して使えるのが魅力です。
片足という形状を活かし、ベッドに持ってきて使えば、動けない患者もひとりで食事ができます。
脚にはキャスターも付いているので、それほど力をかけず手前に引いたり、押して移動させるといったことができるのも良さです。
キャスターにロック機能が付いていれば寄りかかったとしても滑ったりせず、ひとりでに動いて倒れるといった危険を回避できます。
「オーバーテーブル」と「サイドテーブル」の違い
「オーバーテーブル」と「サイドテーブル」の違いを、分かりやすく解説します。
病院のベッドで治療する患者のために開発された補助用具である「オーバーテーブル」は、主に83cmと91cm幅のベッドに対応しているキャスター付きの机です。
ベッドの横にそれぞれの脚を置き、その上に天板をのせればすぐ使えるテーブルになります。
高さも調整可能ですし、足元のキャスターで固定しておけば、倒れて手をついたときでもしっかり支える机になるのです。
もう一方の「サイドテーブル」は、片足であればベッドの横に移動させれば簡単に机になります。
ベッドの上に座りながら勉強したり、食事するといった行為ができて便利です。
使い終えた後は、キャスターで思う方向へ力をかけずに移動させて寝られます。
また、両方に脚があるタイプには横に伸縮でき、広々としたテーブルで自分がやりたいことができるわけです。
まとめ
病室でよく使われているテーブルを2種類ご紹介しました。
片足だけか両足が付いているものとの違いがありますので、介護用品を取り扱う専門業者の公式HPや画像などで見比べてみるといいでしょう。