この記事では、「手交」と「供給」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手交」とは?
手が交わると書いて「手交」。
読み方は「しゅこう」です。
「交わる」という漢字を用いており、意味は直接相手に渡すことです。
郵送や配達、入金などといった手段ではなく相手に実際に会って、直接手渡しすることが「手交」になります。
直接手渡しすることを意味する言葉のため、確実に相手に届ける必要のある重要な書類や品物に対し使用されることが多くなります。
簡単に言えば、「手渡し」することが「手交」になります。
「供給」とは?
「供給」の読み方は「きょうきゅう」です。
意味は主に2つあります。
1つ目は必要に応じて物を与えることです。
例えば、「被災者に衣類を供給する」などといった形で使用します。
2つ目は販売するために商品を市場に出すことです。
例えば、「サービスを供給する」などとなり、この場合の「供給」の対義語は「需要」です。
言い換えれば、「提供」や「支給」「配給」などになります。
「手交」と「供給」の違い
「手交」と「供給」の違いを、分かりやすく解説します。
何かを渡すといった意味では近い意味を持つ「手交」と「供給」ですが、基本的に異なった意味を持つ言葉になります。
「手交」は、あくまでも手渡しすることを意味し、直接相手に会って渡す行為のみを意味する言葉になります。
一方、「供給」には手渡しする意味はありません。
その場に応じた手段で必要に応じて物を与えること、販売するために商品を市場に出すことを意味します。
「手交」の例文
・『重要書類のため、手交にて相手に書類を渡しました』
・『面倒でも必ず手交で渡す必要のある品物を預かりました』
「供給」の例文
・『私はボランティア活動として、被災者に必要な物資を供給しています』
・『現代において、電力を安定的に供給することは非常に重要です』
まとめ
「手交」と「供給」の大きな違いは、手渡しする意味が含まれるか、含まれないか、となります。
