「防振」と「防音」の違いとは?分かりやすく解釈

「防振」と「防音」の違いとは?違い

この記事では、「防振」「防音」の違いを分かりやすく説明していきます。

「防振」とは?

「防振」「ぼうしん」と読みます。

「防振」は、「機器や構造物に、振動や衝撃が伝道するのを防ぐこと」という意味があります。

例えば「防振ゴム」は、機器や構造物に、振動や衝撃が伝達するのを防ぐためのゴム製品を意味する言葉になります。

また、「防振双眼鏡」は、手振れ補正をしてくれる仕組みを備えた双眼鏡を意味し、対象物を見やすくしてくれる機能を備えています。


「防音」とは?

「防音」「ぼうおん」と読みます。

「防音」は、「外部の音が室内に入るのを防ぎ、また、室内の音が、室外に漏れてしまうのを防ぐこと」という意味があります。

部屋の中で大きな音を出したとき、それが部屋の外に出ないようにする仕組みや装置などを、「防音装置」と呼ぶことがあります。

また、音が外から入ってこないように、2重サッシなどにするようなとき、「防音対策」と呼ぶことができます。

外の音が内部に入ることと、内部の音が外に漏れるのを防ぐ特殊な壁を「防音壁」と呼びます。


「防振」と「防音」の違い

「防振」「防音」の違いを、分かりやすく解説します。

「防振」「振動を防ぐこと」を意味する言葉なのに対して、「防音」「音が出入りすることを防ぐこと」という意味があります。

そのため、「防振」「振動」を防ぐのに対して、「防音」「音」を防ぐという違いがあります。

例えば、パソコンでタイピングをするとき、カチカチ音を防ぐことを「防音」と呼び、パソコンを叩いた振動が机などに伝わるのを防ぐことを、「防振」と呼ぶという違いがあります。

まとめ

「防振」「防音」の違いについて見てきました。

「防振」「振動を防ぐ」「防音」「音の出入りを防ぐ」という大きな違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。

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