「出店」と「出品」の違いとは?分かりやすく解釈

「出店」と「出品」の違いとは?違い

「出店」「出品」はどちらも出すことを意味する言葉ですが、それぞれ具体的に何を出しているのでしょうか。

今回は、「出店」「出品」の違いを解説します。

「出店」とは?

「出店」とは、「店を出すこと」を意味する言葉です。


「出店」の使い方

今まで店がなかった場所に新しく店を構えて営業を始めることを指します。

店の場所に焦点をあてた言葉でありこれまでとは違う場所や範囲に店を出すときに用いられる表現です。

一般的には本拠地となる店とは別に店を出すこと、つまり支店や分店を本店とは違うよその地域に出すことを表す意味で使います。

一般的な店舗だけではなく祭りやイベントなどの露天や販売ブースのように限定的な場所に一時的に店を出すことも「出店」と表現します。


「出品」とは?

「出品」とは、「品物を提出すること」を意味する言葉です。

「出品」の使い方

品物が集められる場所に品物を出すことを指します。

展覧会や博覧会に見てもらう為の作品を提出することのほか、即売会やオークションなどで販売してもらうために品物を出すことも「出品」に当たります。

品物に焦点を当てた表現であり品物を提供した所有者がその場に参加するかどうかは無関係です。

「出店」と「出品」の違い

「出店」「出品」の違いは「出すもの」です。

「出店」は建物や販売する商品に加え働く従業員や営業の仕組みなどを合わせた販売システムとしての店そのものを出すのに対し、「出品」は見せる作品やオークションにかける古物など品物のみを提出することを意味します。

「出店」は物を売ったりサービスを提供したりなど商売が目的ですが「出品」は展示や公開など商売目的ではないものも含みます。

「出店」の例文

・『バザーに出店する』
・『初めて関西に出店する』

「出品」の例文

・『展覧会に絵画を出品する』
・『オークションに宝石を出品した』

まとめ

「出店」「出品」では出すものが全く異なります。

それぞれの言葉の意味を正しく理解し区別してください。

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