この記事では、「所用」と「諸用」の違いを分かりやすく説明していきます。
「所用」とは?
「所用」は「しょよう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あることに役立てる為に使うこと」という意味です。
2つ目は「しなくてはならないこと」という意味です。
「所用」の言葉の使い方
「所用」は名詞として「所用する・した」「所用の為」などと使われます。
「所」は「何かが行われるところ」「何かがあるところ」動作・行為を表す語に付き「~するところ」「~するもの」という意味、「用」は「使う」「物の働き」「必要な金や物」「しなければならない仕事」という意味、「所用」で「必要とするもの」「しなければならないところの仕事」になります。
「諸用」とは?
「諸用」は「しょよう」と読みます。
意味は「幾つかあるしなくてはならないこと」です。
「所用」と言い換えて使われることもありますが、「所用」が「単なるやるべきこと」という意味に対し、「諸用」は「やるべきことがいくつかあること」という意味になります。
「諸用」の言葉の使い方
「諸用」は名詞として「諸用がある」「諸用の為」などと使われます。
「諸」は「多くの」「色々な」という意味、「用」は「使う」「物の働き」「必要な金や物」「しなければならない仕事」という意味、「諸用」で「色々としなければならない仕事」になります。
「所用」と「諸用」の違い
「所用」は「必要とするもの」「しなければならないところの仕事」です。
「諸用」は「色々としなければならない仕事」です。
「所用」の例文
「所用」の例文は以下の通りです。
・『所用があって早退する』
・『所用でこちらまで参りました』
・『このお金をご所用ください』
「諸用」の例文
「諸用」の例文は以下の通りです。
・『諸用ばかりで勉強する暇がない』
・『休日も諸用があって忙しい』
・『諸用が片付くまでデートはお預けだ』
まとめ
今回は「所用」と「諸用」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。