「信憑性」と「信用性」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「信憑性」と「信用性」の違いとは?違い

この記事では、「信憑性」「信用性」の違いを分かりやすく説明していきます。

「信憑性」とは?

「信憑性」とはなにかの根拠になり得るかどうかの度合いです。

それが嘘ではないと言い切れるかにも影響を受けますが、なにかの説が正しいという証拠としての能力が十分かにも影響を受けます。

例えばパンを食べた人は将来必ず死亡することになるという説を出した場合、パンを食べたら不老不死になるわけではないので怪我や病気寿命でいつか亡くなるのは確かであり嘘ではありません。

ですがパンを食べたことが死因となりえる根拠はないので、信憑性はないと言えます。

このように正しい根拠があるから信じていいかどうかの度合いが信憑性です。


「信用性」とは?

「信用性」とはそれが嘘ではないかどうかの度合いです。

その話が嘘かどうかにだけ左右されるものであり、それがなにかの根拠になるかどうかは考慮しません。

信憑性で例に挙げたパンを食べた人は将来必ず死亡するという話は根拠のない与太話ではありますが、100年以上経てば大抵の人は何らかの理由で亡くなるので信用性はあると言えます。

このように信用性は嘘ではない本当の話かどうかとしての度合いでしかないので、信用性が高いからと言ってなにかの根拠になるような正確な情報とは限りません。


「信憑性」と「信用性」の違い

「信憑性」「信用性」の違いを、分かりやすく解説します。

根拠があって正しい情報かどうかの度合いが「信憑性」で、嘘ではない本当の話かどうかの度合いが「信用性」です。

「信憑性」の高い話は根拠もあるので信用して良い話ですが、「信用性」が高い話は嘘ではないだけで正しさの裏打ちがないこともあります。

まとめ

正しい情報だという根拠があって信用できるかどうかの度合いが「信憑性」で、嘘ではないかどうかの度合いが「信用性」です。

「信憑性」は嘘ではないことが前提となるので「信用性」も必然的に高くなりますが、「信用性」が高いだけの情報は「信憑性」は低いこともあるので信用できるとは限りません。

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