自動車のワイパーには「冬用ワイパー」と「雨用ワイパー」があります。
2つのワイパーにはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「冬用ワイパー」と「雨用ワイパー」の違いを解説します。
「冬用ワイパー」とは?
「冬用ワイパー」とは、「雪や氷など冬の天候に対応したワイパー」です。
「冬用ワイパー」の使い方
自動車のフロントガラスは前方を確認するため常にきれいにしておく必要があります。
付着物によって前方視界が遮られないようにフロントガラスに付着した異物を取り除いてきれいにする自動車の装置を「ワイパー」といいます。
「冬用ワイパー」は冬の季節に対応したワイパーです。
寒い冬になるとフロントガラスに付着する異物は雪や氷が中心になります。
「冬用ワイパー」は重量のある雪や氷を拭えるようゴムが厚く、フロントガラスにフィットするよう低温でも固くなりにくい材料を使用するなど寒い冬を想定して作られているのが特徴です。
「雨用ワイパー」とは?
「雨用ワイパー」とは、「雨の日に使うワイパー」です。
「雨用ワイパー」の使い方
フロントガラスに付着した雨粒の除去を想定して作られたワイパーを指します。
雨の日の走行を想定して作られたものなので標準装備のワイパーが「雨用ワイパー」に当たります。
「冬用ワイパー」と「雨用ワイパー」の違い
冬に使うことを想定して作られているワイパーが「冬用ワイパー」で冬以外の季節に使うことを想定した標準的なワイパーが「雨用ワイパー」です。
「冬用ワイパー」は低温環境でも正常に使えるよう変質しにくいゴムの使用や可動部の凍結防止目的のゴムコーティング、モーターの負荷を減らすための軽量化など見た目は標準的なワイパーと似ていても各部に工夫が施されています。
「冬用ワイパー」の例文
・『冬用ワイパーに交換する』
・『北国では冬用ワイパーが必需品だ』
「雨用ワイパー」の例文
・『雨用ワイパーは標準装備である』
・『雨用ワイパーは夏用ワイパーとも呼ばれている』
まとめ
「冬用ワイパー」と「雨用ワイパー」は想定する使用環境の違いで区別されます。
季節に合わせてふさわしいワイパーを使用してください。