銀行は「都市銀行」と「地方銀行」の2つに大別されます。
2つの銀行はどのような基準で区別され何が違うのでしょうか。
今回は、「都市銀行」と「地方銀行」の違いを解説します。
「都市銀行」とは?
「都市銀行」とは、「大都市に拠点を構える普通銀行」を指す言葉です。
「都市銀行」の使い方
東京や大阪など主要都市に店舗を構え都市で活動する企業や住民を相手に金融サービスを提供する銀行を指します。
「地方銀行」とは?
「地方銀行」とは、「地方都市に拠点を構える普通銀行」を指す言葉です。
「地方銀行」の使い方
東京や大阪などいわゆる主要都市と呼ばれる大都市以外の地域に拠点を構える銀行を指します。
主な取引相手は地元住民と地方の中小企業で、地方を支える中小企業にとっては欠かせない金融の生命線として機能します。
「都市銀行」と「地方銀行」の違い
「都市銀行」と「地方銀行」の違いは「本店の場所」です。
主要な大都市に本店を構える都市型の銀行が「都市銀行」で、大都市以外の地域に本店を置く地方密着型の銀行が「地方銀行」という違いで区別されます。
「都市銀行」と「地方銀行」は銀行の営業許可に当たる銀行免許で区別されており各銀行が勝手に名乗っているわけではありません。
金融庁の銀行免許一覧において「都市銀行」に登録されているのは「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「りそな銀行」の4行のみで、この4行は「シティバンク」「メガバンク」とも呼ばれ日本の金融において重要な役割を担う大銀行です。
「地方銀行」として登録されているのは62行です。
「都市銀行」の例文
・『都市銀行に口座を開設する』
・『都市銀行の支店網は全国規模だ』
「地方銀行」の例文
・『地方銀行の支店に行く』
・『地方銀行なしに中小企業の経営は成り立たない』
まとめ
「都市銀行」と「地方銀行」は拠点の場所と銀行免許で区別されます。
金融サービスに大きな違いはありませんが業務の対象や経営方針などは大きく異なるので違いを知っておきましょう。