「電力計」と「電力量計」の違いとは?分かりやすく解釈

「電力計」と「電力量計」の違いとは?違い

この記事では、「電力計」「電力量計」の違いを分かりやすく説明していきます。

「電力計」とは?

電力計は、でんりょくけいと読むべき言葉です。

漢字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、電流が単位時間で行う仕事量といった意味を持っている電力の漢字に、はかるやけいりょうのための装置といった意味を所有している計の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。

以上の事から電力計は、電力を測定するための計器を示すのです。

もっとも電力計は主に、その瞬間に使用されている電力量を知る事が出来る計器に対して用いられる言葉となっています。


「電力量計」とは?

電力量計は、でんりょくりょうけいと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、電流の仕事量といった意味の電力の漢字に、りょうをはかるといった意味がある量計の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ電力量計は、電力を積算して計量する電気計器を表すのです。

より具体的には、ある期間内に使用された電力量を測定するための計器に対して使われる言葉となっています。


「電力計」と「電力量計」の違い

電力計と電力量計の漢字表記を見比べてみると、量の漢字が付くか付かないかの違いがある事に気付けるものです。

逆に言うとその漢字以外の3つの漢字は共通しており、かなり良く似た言葉同士である事に気付けます。

とはいえ表現する意味には、違いも見られるのでそこを把握すれば上手に使い分けが可能です。

まず電力計は、電力を測るための計器の総称ですが、特にその瞬間に使用されている電力量を知る事が出来る計器を示します。

もう一方の電力量計は、ある期間内に使用された電力量を知る事が出来る計器を表すのです。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字が多いだけでなく、どちらも電力量を測定する計器を意味する言葉となっています。

ただし電力計は、電力を測るための計器の総称でありつつ、主にその瞬間にどの位の電力量であるかを知るための計器に対して用いられる言葉です。

対する電力量計は、期間内に電力量をどれ位使用したかの総量を知るための計器に対して使われる言葉となっています。

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