この記事では、「多彩」と「豊富」の違いを分かりやすく説明していきます。
「多彩」とは?
「多彩」は「たさい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「色の種類がたくさんあること」という元の意味です。
2つ目は、「複数の色が反映しあって美しく見えること」という意味です。
3つ目は転じて、「様々な種類があり、それぞれの違いが際立っていて、にぎやかなこと」という意味です。
「多彩」の言葉の使い方
「多彩」は名詞・形容動詞として「多彩だ・である」「多彩な顔触れ」などと使われます。
「多」は「おお(い)」とも読み「数や量がくさん」という意味、「彩」は「いろど(る)」とも読み「美しい色をつける」という意味、「多彩」で「たくさんの美しい色がついていること」、転じて「たくさんの種類があって変化に富んでいること」になります。
基本的に、種類が多いことに使われる言葉です。
「豊富」とは?
「豊富」は「ほうふ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物の数量があまるほどたくさんあること」という意味です。
2つ目は「ある度合いが十分満ち足りていること」という意味です。
「豊富」の言葉の使い方
「豊富」は名詞・形容動詞として「豊富だ・である」「豊富な知識」などと使われます。
「豊」は「ゆた(か)」とも読み「たっぷりとある」「満ちている」「作物がよく実る」という意味、「富」は「と(む)」とも読み「財産や物がたっぷりとある」「いっぱいに満ちている」という意味、「豊富」で「財産や物がたっぷりとあること」、転じて「度合いがいっぱいに満ち足りていること」になります。
基本的に、数量や容量が満ちていることに使われます。
「多彩」と「豊富」の違い
「多彩」は「たくさんの美しい色がついていること」、転じて「たくさんの種類があって変化に富んでいること」です。
「豊富」は「財産や物がたっぷりとあること」、転じて「度合いがいっぱいに満ち足りていること」です。
まとめ
今回は「多彩」と「豊富」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。