この記事では、「良心の阿責」と「罪悪感」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「良心の阿責」とは?
無抵抗な人を傷つけたり、物を盗むといった悪い行為に心を痛めるとき使う言葉が「良心の阿責」【りょうしんのかしゃく】です。
誰もが持つ良心を踏みにじるような悪い行為したとき、強い懺悔する気持ちと後悔が襲います。
すると人は、自分が悪い人間だと酷く責めては落ち込んだり、辛いと思えば食事する気力も失せてしまうのです。
「罪悪感」とは?
悪い行為して人に迷惑かけたとき反省する気持ちを「罪悪感」【ざいあくかん】といいます。
人の物を故意に壊してしまったり、きつい言葉で人を泣かせてしまったとき自分は罪深いと懺悔する気持ちに包まれるのです。
主に、道徳的なことから外れた行為したとき「悪いことをした」と感じては、次回こそやらないように自分の行動を見直します。
「良心の呵責」と「罪悪感」の違い
「良心の呵責」と「罪悪感」の違いを、分かりやすく解説します。
人を苦しめたり、大事な物を盗み取る行為した人が自分は悪い人間だと強く責めることを「良心の呵責」といいます。
「罪悪感」よりも心を酷く痛めては苦しむ自分の状態を表す言葉であり、人を殺めてしまった、大損害を与えた際に使う言葉です。
もう一方の「罪悪感」は日常生活において使われている言葉であり、待ち合わせ時間に遅れてしまったり、足を引っ張る行為した際に悪かったと思う気持ちを伝えます。
「良心の呵責」の例文
・『怒りで子供に大怪我させたとき、良心の呵責に苛まれた』
・『家に火を放った後、良心の呵責に包まれて警察に自首した』
「罪悪感」の例文
・『10年前に知人から借りたDVDを返していないことに罪悪感を感じた』
・『罪悪感に包まれた姉は反省し、二度と失敗は繰り返さなかった』
まとめ
悪い行為したとき良心が痛むか、悪い気持ちを反省するかの違いがあります。
言葉の意味を学び、どのような感情に悩んでいる状況で使えばいいのかを考えて使いましょう。
