この記事では、「ガムシ」と「ゲンゴロウ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ガムシ」とは?
ガムシは、牙虫と漢字表記も可能な言葉です。
そんなガムシは、甲虫目ガムシ科の昆虫であり、体長3センチ程で池や沼といった水中に住んでいます。
「ガムシ」の言葉の使い方
ガムシは、甲虫目ガムシ科の昆虫の総称として用いられる言葉です。
黒色で舟形をしており、成虫は草食であるものの、幼虫は肉食性という特徴を所有する昆虫を表現する際に、使用される言葉となっています。
「ゲンゴロウ」とは?
ゲンゴロウは、源五郎と漢字で書く事も可能な言葉です。
甲虫目ゲンゴウロウ科の昆虫で、体長は4センチ程度で池や沼に住んでいる生物を表す言葉となっています。
水中甲虫類としては最大種であり、かつては国内では食用にも利用される程数多く生息していたものの、現在では激減し、絶滅危惧種に指定されているのです。
「ゲンゴロウ」の言葉の使い方
ゲンゴロウは、甲虫目ゲンゴロウ科の昆虫の総称として使われている言葉となっています。
黒色で扁平という身体を持ち、水田や池沼に生息していて、幼虫も成虫も肉食の昆虫を表現する言葉として利用されているのです。
「ガムシ」と「ゲンゴロウ」の違い
ガムシとゲンゴロウの文字表記を比べると、使用されている文字も読み方も全然違う言葉同士であると気付けます。
所が2つ共に、水生昆虫を表現する言葉であり、見た目も似ている事から混同する恐れは十分にあるのです。
とはいえガムシは、甲虫目ガムシ科に分類され、幼虫は肉食で成虫は草食という特徴を持つ昆虫を示します。
一方のゲンゴロウは、甲虫目ゲンゴウロウ科に属しており、成虫も幼虫も肉食で、国内では絶滅が危惧されている昆虫です。
まとめ
2つの言葉は、共に甲虫目の昆虫を指し示す言葉という共通点があります。
ただしガムシは甲虫目ガムシ科に属する昆虫で、幼虫は肉食であるものの成虫になると草食に変化するという水生生物に対して用いる言葉です。
対するゲンゴロウは甲虫目ゲンゴウロウ科に属しており、幼虫も成虫も肉食で、国内では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている昆虫を表す言葉となっています。