この記事では、「真核生物」と「原核生物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真核生物(しんかくせいぶつ)」とは?
「真核生物」とは「身体を構成する細胞の中に細胞核と呼ばれる細胞小器官を持つ生物」のことです。
具体的には動物や植物、菌類、原生生物のことを指します。
「真核」は「細胞が細胞核を持つこと」を意味する言葉です。
「真核生物」の使い方
「真核生物」は名詞として使われています。
「原核生物(げんかくせいぶつ)」とは?
「原核生物」とは「細胞内にDNAを包む細胞核を持たない生物」のことであり、単細胞生物全般のことを指します。
「原核生物」には性質が異なる細菌=バクテリアと古細菌=アーキアの2つの生物があり、大腸菌や乳酸菌、枯草菌なども含まれています。
「原核生物」の使い方
「原核生物」は名詞として使われています。
「真核生物」と「原核生物」の違い
「真核生物」とは動物や植物などの生物のことであり、「原核生物」は単細胞生物などのことを指します。
この世に存在する生物は全てこの「真核生物」か「原核生物」かに分けられ、両者はお互いに対を成す関係にあるのです。
「真核生物」は10から100マイクロメートルの大型の細胞を持ち、この中には葉緑体やミトコンドリア、小胞体、ゴルジ体などが含まれています。
一方、「原核生物」は1マイクロメートルほどの小型の細胞を持ちます。
「真核生物」の例文
・『真核生物について解説されている教材を講義で閲覧した』
・『真核生物という言葉は1925年、エドゥアール・シャットンの論文で初めて用いられた』
「原核生物」の例文
・『昨日のテストでは原核生物に関する問題が出題されていた』
まとめ
「真核生物」は「身体を構成する細胞の中に細胞核と呼ばれる細胞小器官を持つ生物」のことであり、「原核生物」は「細胞内にDNAを包む細胞核を持たない生物」のことでした。