この記事では、「切歯扼腕」と「切歯痛憤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「切歯扼腕」とは?
切歯扼腕は、せっしやくわんと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を見れば分かる事でしょうが、歯を食いしばるという意味を持っている切歯の文字に、憤ったり残念がる様子といった意味を所有する扼腕の文字を加える事により誕生した言葉となっています。
以上の事から切歯扼腕は、酷く悔しがったり怒ったりする事を示すのです。
「切歯扼腕」の言葉の使い方
切歯扼腕は、甚だしく怒ったり悔しがるという意味で用いられる言葉となっています。
歯を食いしばったり自らの腕を握り締める程に、悔しさや怒りを覚えてしまう事を意味する言葉として、この切歯扼腕は使用されているのです。
「切歯痛憤」とは?
切歯痛憤は、せっしつうふんと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事となりますが、歯ぎしりという意味の切歯の漢字に、とても憤慨するという意味がある痛憤の漢字を付け足す事によって成立した言葉です。
そのため切歯痛憤は、歯ぎしりして猛烈に怒る事を表します。
「切歯痛憤」の言葉の使い方
切歯痛憤は、激しい怒りを意味する言葉として使われているのです。
単なる怒りではなく、思わず歯ぎしりしてしまう程の憤怒を意味する言葉として、切歯痛憤は駆使されています。
「切歯扼腕」と「切歯痛憤」の違い
切歯扼腕と切歯痛憤の漢字表記を比べれば、扼腕と痛憤という漢字の違いが存在する事に気付けるものです。
所が最初の2文字の漢字は共に切歯であり、どちらも怒りを意味する言葉同士となっています。
ただし切歯扼腕は、甚だしい怒り猛烈に悔しがる事を示すのです。
もう一方の切歯痛憤は、歯ぎしりする程に怒る事を表します。
まとめ
2つの言葉は、共通する漢字があるだけでなく、どちらも怒りに関連した意味を指し示すのです。
ですが後ろの漢字に違いがある事で、示す意味合いのニュアンスに幾分違いも見られます。
切歯扼腕は、猛烈に怒るだけでなく激しく悔しがるという意味も含まれているのです。
対する切歯痛憤は、歯ぎしりする位に憤怒するという意味の言葉として使われています。