本記事では、「プライム市場」と「東証一部」の相違点を明確な形で説明していきます。
「プライム市場」とは?
プライム市場は、ぷらいむしじょうと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、最も重要なとか、最良なという意味を持っているプライムの文字に、物品や有価証券等が定期的に取引されている場所という意味を有する市場の漢字を付け足す事により誕生した言葉となっています。
以上の事からプライム市場は、東京証券取引所の改変により登場した市場で、上場企業の中でも特に時価総額が多い企業が対象になっている市場を示すのです。
「プライム市場」の言葉の使い方
プライム市場は、東京証券取引所の上場企業の中でも、大きな規模の会社を対象としている市場に対し用いる言葉となっています。
要するに国内市場で上場している企業の中でも、時価総額が多い企業が集められた市場を意味する言葉として、このプライム市場は使用されているのです。
「東証一部」とは?
東証一部は、とうしょういちぶと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、東京証券取引所の略語である東証の漢字に、全体の中のある部分という意味がある一部の漢字を加える事で完成した言葉です。
そのため東証一部は、かつて東京証券取引所に存在していた市場区分の1つで、規模が大きな企業を集めた市場を表します。
「東証一部」の言葉の使い方
東証一部は、東京証券取引所に存在していた市場区分の1種に対して使われていた言葉です。
上場企業の中でも比較的規模が大きな企業が集まった市場という意味で、この東証一部は使用されていました。
「プライム市場」と「東証一部」の違い
プライム市場と東証一部の文字表記を比べれば、使われている文字も読み方も全然違う言葉同士であると気付く事が可能です。
所がどちらも東京証券取引所の市場を表現する言葉となっています。
ただし東証一部は、既に東京証券取引所で廃止されている市場区分であり、上場企業の中でも規模が大きな企業が集められていたのです。
プライム市場はそんな東証一部を引き継ぐ形で誕生し、上場企業の中でも時価総額の大きな企業が集められた市場を表します。
まとめ
2つの言葉は使用されている文字が全然違うものの、共に東京証券取引所の市場を指し示す言葉です。
とはいえプライム市場は、上場企業の中でも規模の大きな企業を集めた市場に対して用いられる言葉となっています。
一方の東証一部は、かつて存在していた市場区分で、比較的規模の大きな企業が集められて構成されていた市場に使われていた言葉です。
