この記事では、「構いません」と「差し支えありません」の違いを分かりやすく説明していきます。
「構いません」とは?
「構いません」は、「大丈夫です」「問題ありません」と相手に伝える際に用いる表現方法です。
相手に何か聞かれたとき、自分自身問題ないと判断した際に「構いません」と相手に伝えます。
言い換えれば、「問題ありません」や「大丈夫です」、「それで良い」、「結構」と同じです。
一見、丁寧な表現方法のように思える「構いません」ですが、決して正しい敬語表現ではありません。
目上の人に対し使用することで失礼にあたるだけではなく、相手を不快にする可能性もあります。
「差し支えありません」とは?
「差し支えありません」は、「大丈夫です」「問題ありません」と相手に伝える際に用いる表現方法です。
相手に何か聞かれたとき、自分自身問題ないと判断した際に「差し支えありません」と相手に伝えます。
言い換えれば、「支障ありません」や「都合は悪くありません」、「問題はございません」と同じです。
「差し支えありません」の場合、丁寧な表現方法となるため、上司や取引先など目上の人に対し用いても問題はありません。
「構いません」と「差し支えありません」の違い
「構いません」と「差し支えありません」の違いを、分かりやすく解説します。
「構いません」と「差し支えありません」は、「大丈夫です」「問題ありません」といった同じ意味を持つ言葉です。
そのうえで、用いる相手に違いがあります。
「構いません」は決して目上の人に対し用いることはできません。
失礼にあたります。
一方、「差し支えありません」は丁寧な表現方法となるため、目上の人に対し用いることのできる表現方法になります。
「構いません」の例文
・『予定通りで構いません』
・『延長しても構いません』
「差し支えありません」の例文
・『ご提示いただいた金額で差し支えありせん』
・『郵送でも差し支えありません』
まとめ
以上のように、「構いません」と「差し支えありません」は使用する相手によって使い分ける必要があります。
