この記事では、「部屋を借りる」と「借家」の違いを分かりやすく説明していきます。
「部屋を借りる」とは?
一般的には集合住宅の一室に対して、家賃を払って他人から借りることを意味する言葉です。
借りる前には、「借りる部屋」と呼びますが、借りた後は、「借りている部屋」と呼びます。
借りる部屋の契約形態には、普通借り(無期限借り)、定期借り(期間限定借り)、定期借り付き普通借り(期間限定借りの後に無期限借りになる)など、さまざまなものがあります。
「借家」とは?
一軒家に対して、家賃を払って他人から借りることを意味する言葉です。
借りる前には、「借りる家」と呼びますが、借りた後は、「借りている家」と呼びます。
借りる家の契約形態には、前述の「部屋を借りる」と同様に、さまざまなものがあります。
「部屋を借りる」と「借家」の違い
「部屋を借りる」と「借家」の違いを、分かりやすく解説します。
「部屋を借りる」と「借家」は、似たような意味をもつ言葉ですが、ニュアンスや使用する場面が異なります。
「部屋を借りる」とは、家賃を支払ってアパートやマンションなどの集合住宅の一室を借りることです。
その一方で、「借家」とは、家賃を支払って一軒家を借りることです。
つまり、「部屋を借りる」は集合住宅の一部を借りることで、「借家」は一軒家全体を借りることという違いがあります。
「部屋を借りる」の例文
・『彼女は東京に上京するにあたって、部屋を借りることにした』
・『親戚のおじさんが九州に住んでおり、彼のマンションの一部屋を借りることにした』
「借家」の例文
・『借家に住むことにしました』
・『借家を引き払う際には、原状回復義務が生じた』
まとめ
「部屋を借りる」と「借家」の違いは、借りる物件が集合住宅の一室か一軒家かという点にあります。
また、借りる物件の広さや設備、家賃や敷金・礼金などの費用も異なる場合が多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
