世の中には、何かをやろうとすると心配が先にたってしまう人と、全く気にしないで行き当たりばったりの人がいます。
心配しがちな人にぴったりなのが「石橋を叩いて渡る」ということわざです。
この記事では、「石橋を叩いて渡る」と「転ばぬ先の杖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「石橋を叩いて渡る」とは?
「石橋を叩いて渡る」とは、木でできた橋よりも頑丈な石の橋であっても、壊れないか確かめてからでないと渡れないという状況、性格のことを表す言葉です。
「転ばぬ先の杖」とは?
「転ばぬ先の杖」とは、いつ転ぶかわからないので、その時のために普通は使わない杖を準備しておくような慎重で落ち度がないような性格のことを表す言葉です。
「石橋を叩いて渡る」と「転ばぬ先の杖」の違い
「石橋を叩いて渡る」と「転ばぬ先の杖」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つのことわざは、一般的には同じように心配性の人のことを例えたものだと思いがちですが、実は全く違う意味があります。
この2つの違いを最も簡単に説明すると、「石橋を叩いて渡る」の方は心配性ですが、「転ばぬ先の杖」はまさかの出来事にも準備を怠らない冷静な人のことを表しているのです。
したがって、その人の性格は正反対であることがわかります。
「石橋を叩いて渡る」の例文
・『あの人は人一倍心配性なので、何事も「石橋を叩いて渡る」ことになります』
・『「石橋を叩いて渡る」ような正確なので、思い切ったことができません』
「転ばぬ先の杖」の例文
・『あの人は何事にも冷静なのでいつも準備を重ねる「転ばぬ先の杖」がモットーです』
・『「転ばぬ先の杖」とは万が一の状況にも対応できるようにすることです』
まとめ
この記事では、「石橋を叩いて渡る」と「転ばぬ先の杖」の違いに関して説明してきました。
この2つのように、一見すると同じようなことを言っているようだが、本質は違うということわざはたくさんあるので調べてみるのも良いでしょう。