アイドルの世界で使われるようになったことで、今は一般的な言葉になったのが「生誕祭」というものです。
この言葉がこのように使われるまでは「誕生日」あるいは「お誕生日会」などというのが普通でした。
それでは、この「生誕祭」とはどういう意味でしょうか。
また、「聖誕祭」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「生誕祭」と「聖誕祭」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生誕祭」とは?
「生誕祭」とは、生まれたこと、つまり生誕を祝うためのお祭りのことです。
古くは偉人などの誕生日に生誕何年目という名目で開かれる催しのことを示すのが一般的でしたが、今では一般的な誕生日のお祝いのことを表すようになっています。
「聖誕祭」とは?
「聖誕祭」とは、聖なる生誕祭のことで、キリストの誕生日を祝うお祭り、すなわちクリスマスのことを表す言葉です。
「生誕祭」と「聖誕祭」の違い
「生誕祭」と「聖誕祭」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは、読み方も同じ「せいたんさい」であり、誕生日を祝うものであることは同じですが、根本的な違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、普通の人の誕生日を祝うのが「生誕祭」であり、キリストの誕生日を祝うのが「聖誕祭」ということになります。
「生誕祭」の例文
・『推しのアイドルの「生誕祭」に参加するために学校を休みました』
・『夏目漱石の150年目の「生誕祭」が開かれました』
「聖誕祭」の例文
・『「聖誕祭」とはキリストの誕生日を祝うお祭りです』
・『「聖誕祭」とはいわゆるクリスマスのことです』
まとめ
この記事では、「生誕祭」と「聖誕祭」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、「生誕祭」という言葉を存命の個人のための誕生日のお祝いという意味で使うことをポピュラーにしたのは、アイドルの世界でした。
「祭」という言葉が入っていることと、「せいたんさい」という響きの良さから使われるようになったと考えられます。
