この記事では、「護身術」と「合気道」の違いについて紹介します。
護身術とは?
護身術とは、犯罪などから自分や他人の命を守るための知識や技術全般をいいます。
相手を倒すことを目的にしておらず、体や命を守り危険から逃れることを優先するものです。
護身術ではまず、危険な状況に身を置かないことを重視しています。
例えば、治安の悪い場所には自分から近づかないといったことが挙げられます。
ただし、一般的に護身術というと、危害を加えられた場合に、未然にそれを封じて制御する体技を指すことが多いです。
投げる・絞める・蹴る・突く・押さえる等の動作があります。
合気道とは?
合気道とは、武道家として知られる植芝盛平が日本古来の武術を元に編み出した武道の1つです。
相手の打つ・蹴る・突くといった攻撃を合理的に体を使うことで制する武術になります。
武道の多くは相手に勝つことを目的にしていますが、合気道の場合には相手に勝つことや殺傷を目的にはしていません。
相手の手首や腕の関節といった弱点を利用して、倒したり投げたり、押さえたりするものです。
勝つことを目的としないので、試合などは行われません。
ただし、普及を目的にした演武会が開催されることはあります。
護身術と合気道の違い
護身術は自分や他人の身の安全を守るための術で、合気道は武道の一種です。
合気道は護身術としても使えると注目されていて、実際、護身術として合気道の技を取り入れていることもあります。
また、護身術は命や体など身を守ることを目的としていますが、合気道は相手を制することを目的としています。
護身術の場合、隙を見て逃げるというのも一つの身を守る方法になります。
合気道は相手の弱点を利用して相手を制するものなので、逃げるということはありません。
まとめ
護身術は身の安全を守るための術をいいます。
合気道は武道の一種です。
合気道を護身術に取り入れている場合もあります。