「迷走」と「放浪」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「迷走」と「放浪」の違いとは?違い

この記事では、「迷走」「放浪」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「迷走」とは?

本来であれば、決められた道を歩く必要性があるのに、問題が起きて外れてしまうことを「迷走」【めいそう】といいます。

「空を迷走する軍用機」といって、決められたルートではなく、違う所を旋回して行くべき道をそれてしまう状態を指すのです。

また、「酷く動揺した工員は迷走する」と、取り乱した人が正常に行動ができなくなってしまう様子を表します。


「放浪」とは?

あえて目的地を決めず、気ままに歩くことを「放浪」【ほうろう】といいます。

なんとなく行きたいと思った場所に向って歩き、食事したり、絵を描くなどして過ごすのです。

やることは具体的に決めず、思うが侭に旅する人の行動を指します。

使い方としては、「放浪の旅で得たものとは自由だった」と、人生を見つめ直す意味でも仕事を辞めて、友人や家族と距離を置いてはこれから先を考えるために行なう行動を指すのです。


「迷走」と「放浪」の違い

ここでは「迷走」「放浪」の違いを、分かりやすく解説します。

予想していた道からずれてしまい、路頭に迷ってしまったことを「迷走」といいます。

このような状態になる原因には、思うように物事が進まなかったり、予想が大きく外れてしまったときです。

もう一方の「放浪」は、ふと思い立ったとき、自由に歩き回る行動を指し、好きな場所を思うがままに移動します。

予定に縛られることなく、定まった場所に住まず、思うがままに歩く喜びを噛み締められて、今一度人生を見直すのです。

「迷走」の例文

・『この先、どのように生きればいいか迷走する弟だった』
・『建物から逃げ出した馬がどこに行けばいいか迷走する』

「放浪」の例文

・『神秘的なアジアを10年かけて放浪し、心の浄化をはかった』
・『多くの自然が残る白神山地を放浪すると、邪念が捨てられた』

まとめ

定まった道を歩くのではなく、外れていく様を伝えられる言葉を取り上げました。

ただ、迷ってしまうか、放牧したように行動する人の様子を伝えるかの違いがありますので、異なる点を勉強してみましょう。

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