「口論」と「議論」の違いとは?分かりやすく解釈

「口論」と「議論」の違いとは?違い

この記事では、「口論」【こうろん】と「議論」【ぎろん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「口論」とは?意味

意見が対立する者が口で喧嘩することを「口論」【こうろん】といいます。

相手の言うことが理不尽すぎて怒りが込みあげてきたとき、ひどいことを言われた方が腹を立てて怒りをぶつけます。

その言葉に対し、なぜ怒られるのか理解できない人は苛立ち、怒って言葉を投げかけるわけです。

「口論」する相手は家族であったり、恋人、上司など険悪な雰囲気になった相手を対象とします。


「議論」とは?意味

話題を取り上げて、自分の考えをぶつけ合うのが「議論」【ぎろん】といいます。

相手と同じ考えに合わせることなく、自分の考えをあえてぶつけて生じるずれをさらに深堀していき、話をしていくわけです。

それぞれの考えに相違があるところに焦点を当てて会話する「議論」は、政治や環境問題など真面目な話を取り上げて意見をぶつけ合います。


「口論」と「議論」の違い

「口論」「議論」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の意見を真っ向から否定してくる相手と険悪な雰囲気になったとき、口で喧嘩することを「口論」といいます。

最初はつまらないことで言い合っていた人も、相手がなかなか間違っていることを認めないため苛立ち、腹が立ったとき怒りを言葉にしてぶつかり合うわけです。

もう一方の「議論」は、二人でとことん納得いくまで話したいことを取り上げて、満足するまで話し合うという意味があります。

「口論」の例文

・『討論していた二人の政治家が口論して番組が中止になる』
・『仲がいい恋人同士でも、考えのすれ違いで口論になる』

「議論」の例文

・『国会では、経営が厳しい店の協力金について延々と議論した』
・『会議では、売れない商品の在庫をどうするか議論し合った』

まとめ

どちらも話しをすることに焦点を当てている行為ですが、喧嘩するときは「口論」を使い、「議論」は話し合いたいことをとことん深堀するために行うとき使う言葉と覚えておくといいでしょう。

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